2021年2月5日 体験談

肺腺癌患者のブログです。

ある製薬会社の方から,会社のミーティングで,私のがんの体験談を話す機会をいただいた。

1年4か月前にも市民公開講座で話す機会をいただき,自分の治療に対する気持ちをまとめることができて私自身のためになったので,今回も受けさせていただいた。

この1年4か月の間にまたいろいろな治療が進み,改めて自分の治療歴や考え方を再確認することができた。ありがたいことだ。

オンラインでの打ち合わせで体験談やその時々の気持ちを振り返ることで,がんという病気にどっぷりと漬からないようにしている自分にも気づくことができた。

「最善を期待し,最悪に備える」いつも意識してきたことだ。

昨日のCTの結果がよくなかったと聞いた時も,先生がまだいろいろな薬があるとフォローしてくださったが,それほどまでにショックを受けていない自分が不思議でもあったが,心を守るための「最善を期待し,最悪に備える」のおかげかもしれない。

再発してからの4年間,私は色々な薬に助けられて生きてきた。

10年前だったらもうとうに死んでいただろうと思う。

社員の方々に訴えたのは,私のように薬で命を延ばしてもらっている患者がたくさんいるということ,新しい薬の開発をがんばってほしいということ。

少しでも多くの命を救うために!

皆さんの心に少しでもひびいているといいな。

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